時の話題
コロナには牛頭天王(ごずてんのう)
竹寺(医王山薬寿院八王寺) 左はコロナを撃破するスサノオノミコトの御札
この夏は、遠方に出かけることがはばかられるご時勢ですが、コロナ退散に魔力を発揮する「牛頭天王」(ごずてんのう)が祀られている寺社を訪れて、憂さ晴らしをしてみませんか。明治になって名指しで邪教とされ、排斥された牛頭天王はスサノオノミコトと並ぶ疫病から民衆を守る神でした。そのルーツは、釈迦誕生のはるか前のインドです。
明治政府の排斥にもかかわらず、牛頭天王を信仰する民意は脈々と受け継がれてきました。全国各地にあった、牛頭天王信仰の祇園神社は八坂神社のように名を変えましたが、スサノオノミコトをかかげて世をはばかりながら牛頭天王を祀り続けてきました。
大疫病コロナによって、世の中から忘れられてきた牛頭天王に、にわかにスッポットライトが当てられようとしています。身近なところに牛頭天王は存在しています。大きな古木の根元に石碑が置かれていると、それが牛頭天王だったりします。近くの寺社をたずねて歩くと、意外なところに祀られているかもしれません。この夏は、のんびりとあちらこちらを歩いて牛頭天王を探してみてはいかがでしょう。
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